楽しみにしていたWWDCだが、新しいハードの発表はなかった。しかし、毎年秋から春にかけては新製品が登場するので楽しみにしている人も多いだろう。
今回は新登場の製品やメジャーアップデートではなく、低コスト化を実現してくれるマイナーアップデートについて考えてみたい。

例えば今年の春先に登場した iPad Proはカメラが増えたことより、ストレージ容量が増えて価格が抑えられたのが消費者としてはありがたいポイントだ。
MacBookシリーズもマイナーアップデートの度にどんどん価格が安くなっている。
2年前に買ったMacBook Pro、今はどれくらいコストダウンがなされているのだろうか。
また、近いうちに買い替え、買い足しをするならどのモデルがコスパがいいだろうか、いろいろ比較をしてみた。
目次
今使っているMacと同じスペックのMacはどれくらい安くなっている?
これが現在僕が使っているMacBook Proだ。

スペックをまとめると、
2018 MacBook Pro 13インチ Touch Bar有り 4ポートモデル
- CPU 2.3 GHz クアッドコアIntel Core i5 (デフォルト)
- メモリ 16 GB (カスタマイズ増量)
- ストレージ SSD 512GB(デフォルト)

これで価格が、たしか 23万円ほどだったと思う。
それから2年経ち、マイナーアップデートを重ね、性能は向上し、価格も下がってきた。
もし、2020年モデルのMacBook Pro 13インチでこれと同じスペックのものを揃えるとするとどれくらい安くなっているのだろう。公式サイトで料金シミュレーションしてみた。

2020 MacBook Pro 13インチ Touch Bar有り 4ポートモデル
- CPU 2.0 GHz クアッドコアIntel Core i5 (デフォルト)
- メモリ 16 GB (デフォルト)
- ストレージ SSD 512GB(デフォルト)
価格は、税込み207,680円。かなり安くなっている。
CPUは第10世代の最新のものにアップグレードされ、メモリは標準で16GBのモデルが登場した。
やはりメモリやストレージの開発コストが下がっているのだろう。
しかしながら、僕が2018年モデルのMacBook Proを購入したときと状況が大きく変わっているのが、消費税増税だ。
20万円という大きな買い物をするときの消費税2%の差はかなり大きい…
デスクトップはコスパがいい?
Macにはノートパソコンの他にデスクトップもある。
デメリットは持ち運べない点くらいで、バッテリーがへたる心配をする必要がなかったりキーボードの故障がそこまで痛手ではない、排熱効率がいいなど様々なリスクを回避することができる。
個人向けのデスクトップ機種ということで今回は、iMacとMac Miniに絞って検討してみたい。
また同じように、現在使用中のモデルと同程度のスペックを再現するにはどれくらいかかるのか比べてみよう。
Core i5のCPU、16GBメモリ、512BGBストレージで比べてみよう。
iMac 21.5インチ

- CPU 3.0GHz 6コア 第8世代 Core i5(デフォルト)
- メモリ 16 GB (カスタマイズ増量)
- ストレージ SSD 512GB(カスタマイズ増量)
税込み236,280円
ちょっと高い…
現在ストレージの標準モデルはFusion Driveがデフォルトとなっているが、おそらく次のモデルでSSDが安くなるだろう。
当たり前だが、ノートパソコンと違って個別のマウスとキーボードが同梱される形で料金が組まれていた。
iMac 27インチ
- CPU 3.1GHz 6コア 第8世代 Core i5(デフォルト)
- メモリ 16 GB (カスタマイズ増量)
- ストレージ SSD 512GB(カスタマイズ増量)
税込み297,880円
27インチで5Kのディスプレイを搭載するとこんなに値段が上乗せされるのか。結局iMacってパソコン内蔵の画面を買っているようなものだからな。
Mac Mini
よくよく考えてみると、僕はお気に入りのキーボードHHKB(ハッピーハッキングキーボード)を愛用していて外部ディスプレイも持っている。わざわざ壊れやすいキーボードや高価な純正ディスプレイにこだわる必要はないのではないか。

そうなってくると、選択肢に入ってくるのがMac Miniだ。あまり知名度はないが、画面もキーボードもないパソコン本体のようなものだ。Mac Mini は、箱の中に本体と電源ケーブルしか入っていないというかなりシンプルな商品だ。

- CPU 3.0GHz 6コア 第8世代 Core i5(デフォルト)
- メモリ 16 GB (カスタマイズ増量)
- ストレージ SSD 512GB(デフォルト)
税込み146,080円
安い!Mac Miniは2020年にリニューアルモデルが登場したばかりで、前のモデルに比べて価格据え置きでストレージが倍になるなど、SSDのコストダウンの恩恵を多分に受けている。
マウス、キーボード、ディスプレイを元々持っているならこれでいいんじゃないかとさえ思う。
まとめ
いますぐ新しいMacが必要というわけでは全然ないのだが、こうやって比較をするだけでも十分楽しい。そして、僕は自分の使っているMacのスペックに不満はない。メモリは16GB。ストレージは外部SSDでどうにでもなる。でもやっぱり新製品は待ち遠しい。ベゼルの薄くなったiMacを早く見たい。その上でiMacとMac Mini を比べてみたい。そんな今日この頃。