2016年以降のMacbookシリーズは、ケーブル端子がUSB-Cに統一された。
ここで困るのが、端子の変換アダプターだ。USB TypeA、HDMI、DisplayPort、SDカード、LANケーブルなど、従来のパソコンには当たり前のようにあったケーブルポートがほとんどなくなってしまったからだ。
大半の人はここで、今まで使っていたケーブルを引き続き使えるようにするために、端子を変換するアダプターを購入するのだが、これがまた大変だ。なにより一番は見栄えが悪い。
そこで僕がおすすめしたいのが、シンプルな直結のケーブルやBluetooth機器だ。
Apple公式商品しか使わない!という人には何もいえないが、僕が普段使っている信頼のおけるサードパーティーの商品を紹介したい。
目次
必需品(マウス・メモリ)
1.Bluetoothマウス
Logicool ワイヤレスマウス ANYWHERE 2S MX1600s

まずはBluetooth接続のマウス。ワイヤレスマウスと言うとUSB-A型の端子を持ったレシーバー(Unifyingというらしい)で接続するタイプが主流だが、最近のBluetoothマウスは接続も安定していて使いやすい。
2.USBメモリ

USBメモリはパソコンを使う上で必須アイテムだ。USB-C専用のメモリスティックももちろん存在するのだが、そもそもこれは他のパソコンとデータのやり取りを行うためのものである。職場や取引先のパソコンが全てMacなどという特殊な状況でない限り、TypeAとTypeC両方に対応している2in1型のものを選ぼう。
3.万が一のために!(USB−A変換アダプター)
Rampow USB Type C to USB 3.0 変換アダプタ

2in1型のUSBメモリを持っていれば基本的に困ることはないが、他人に渡されたUSBメモリを使うこともある。万が一のためにパソコンとは別に職場と部屋に一つずつ置いておくといざというときに助かる。またパソコン周辺機器の大部分はUSB TypeAを採用している。出番はまだまだ多そうだ。
カメラが好きなら(SDカード)
4.SD・microSD変換アダプター

多機能変換ハブにはSDカードスロットを備えたものが多いが、このポートは普段カメラを使わない人にとっては不要なパーツだろう。またカメラを使う人でもパソコンにデータを読み込む頻度は人それぞれだ。それならパソコンと一緒にSDカードアダプターを管理するのではなく、カメラバッグのポケットにこれを一緒に入れておこう。
映像出力(HDMI, DisplayPort, VGA…)
5.HDMI & USB-C 直結ケーブル
CLDAY USB Type C to HDMI交換ケーブル

HDMIケーブルはモニターを買ったらおまけで付属している場合が多いので、わざわざケーブルを買うのは抵抗があるかもしれない。しかし変換アダプターを購入するくらいなら、直結変換ケーブルを検討して欲しい。基本的にアダプターは増えるほど接触不良のリスクが増える。一度使ってみるとスリムな一本のケーブルでモニターを繋げることに感動するだろう。
6.DisplayPort & USB-C 直結ケーブル
UNI USB Type-C Displayport変換ケーブル

DisplayPortも同様だ。HDMIの方が使い勝手はいいが、高解像度の映像出力ができたりケーブル端子が抜けにくいなどの理由で愛用する人も多い。これも一本のケーブルでスマートに繋げるととても便利だ。
7.MiniDisplayPort & USB-C 直結ケーブル
CHOETECH USB−C Mini Displayport 変換ケーブル

Mini DisplayPort用も紹介したい。端子形状が同じThunderbolt2ケーブルとは別物なので注意が必要だ。
8.VGA & USB-C 直結ケーブル

珍しいがVGA用の変換ケーブルもある。ネジでしっかりとモニターにケーブルを固定できるなどのメリットがあるが、ほとんどの場合はHDMIやDisplayPortで十分だ。
ごめんなさい!(LANケーブル)
9.LANケーブル & USB-C 変換アダプター
CableCreation USB Type C to LAN ネットワークアダプター

有線LANケーブル… これだけは直結の変換アダプターが見つからなかった。よくわからないメーカーの商品を買って後悔するくらいなら諦めて変換アダプターを選ぼう。
例外パターン(こんな場合はアダプターも可)
ここまで個人的なこだわりで直結ケーブルを推してきたが、時と場合によっては多機能モデルを使った方がいいこともある。パターン別に紹介しよう。
10.PC一体型多機能ハブ

この商品を使うべき場合は2つだ。
1つ目はご利用のMacが、MacBookAirもしくはMacBookProの下位モデルで片側にしか端子がなく、そのうえ同時に2つ以上の周辺機器を接続したい場合だ。直結ケーブルは便利だが、ポートが足りなくなっては意味がない。
2つ目は、もしものときの予備として持っておくというパターンだ。自宅で使う場合は直結ケーブルでいいが、出先で肝心なときにケーブルが繋がらないのも考えものだ。
11.一端子型多機能ハブ
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ

この商品は人を選ぶ。これにつても2つの使用パターンを紹介しよう。
1つ目は、Macbook 12インチ、またはiPad Proユーザー、もしくはUSB-C搭載のWindowsPCユーザーの場合だ。一体型ハブは最近のMacBook Pro, MacBook Air専用の設計をされているため汎用性は低い。これひとつでどのメーカーのパソコンのUSB-Cポートとも接続できると考えると万能だと思う。
2つ目は、一度に複数のケーブルを接続していて、なおかつ頻繁にMacBookを持ち歩く人向けだ。直結ケーブルも便利だが、3つも4つもケーブルを繋げていて、いざパソコンだけ取り外すとなったときに、ケーブルを何本も引っこ抜くのはとても大変だ。しかし、こういった多機能ハブを使えばパソコンに直接刺さっているケーブルはたった一本なので、抜き差しが大変やりやすくなる。
結論 使っている機種と用途による。
ここまで超個人的なこだわりをつらつらと述べてきたが、やはりお気に入りのパソコンを使うなら周辺機器も洗練されたものを使いたいからだ。僕はパソコンを使い始めてから日が浅いのでケーブルや旧規格の周辺機器の資産がほとんどない。それゆえ、USB-Cしか対応していないMacBookに対してベテランユーザーほどの憤りは抱いていない。むしろ初めからそのインターフェースに最適化させた周辺機器を揃えてきた。使い慣れた規格のものを手放すのは初めは抵抗があるかもしれないが、思い切ってUSB-C漬けの生活に踏み出してみると意外な驚きと感動がきっとあるだろう。